サーバントリーダーシップとは?
サーバントリーダーシップとは
コロナにより、リモートワークが多くの企業で採用されました。ズームを使った会議やミーティングも増えたのかな?と思います。みなさんは使っていますか?
IT化、スマホ化にともない、働き方が大きく変化してきた現代、企業のマネジメントにも、求められるものが変わってきように思います。
マネジメントで大事なことは、生産性を上げ、社員一人ひとりのやる気をアップさせる事とよく言われます。
すごくカンタンに言ってしまいました^^;
本当は、「やる気」を引き出す事は、すごく実は難しく、多くの会社では、個人の自発性に頼るよりも、命令して動かす軍隊型のマネジメントを採用しているようです。
これは、人は放置してしまうと、どんどんサボってしまう・・・という悲しい特性があるからのようです
しかしながら、昭和型の根性論や命令型のマネジメントでは、今の若者は動いてくれません・・・
飴と恐怖で行動させようとしても、効果が薄くなっているように感じます^^;
そこで、今の時代に大事なのが、「サーバントリーダーシップ」という考え方です。
今回は、支配型の「リーダーシップ」と「サーバントリーダーシップ」の違いについてご紹介します。
コンテンツ/見出し 2 .なんでもある平成生まれ 5. サーバントリーダーシップが、 なぜ求められているのか? 6. まとめ |
サーバントリーダーシップとは
サーバントリーダーシップとは、「サーバント=使用人」という言葉から来ています。
アメリカのロバート・K・グリーンリーフが提唱した理論です。
「リーダーは、まず相手に奉仕し、相手を導くものである」という考え方で、リーダーこそが、部下に対して奉仕が大事という考え方です。
かなり衝撃的な考えだと思います^^
ふんぞりかえって、偉そうに「指示だけ」をするのではなく
部下に奉仕することで、相手を積極的に相手を導いていく。
というサポート型のリーダーシップです。
この考え方は、スマホ世代の「現代の若者」を指導・マネジメントするときに、非常に役に立ちます。
・下から支えるリーダーシップ ・さりげなく相手を導く ・サポート型のリーダー |
何でもある平成生まれ
平成生まれの子供は、小さいころから、ゲームを与えられています。
昭和生まれの人は、小さい時に、ゲームなどが少なく、「コマ」や「めんこ」「野球」「サッカー」「鬼ごっこ」など、身体を動かして外で遊んでいたと思います。
傘と段ボールで秘密基地を作って遊んだ。という思い出がある方もいると思います。
昭和の時代は、おもちゃ屋に行くと、床に転げまあり、母親におもちゃを買ってもらおうと、ダダをこねた光景などがあったと思います。
「いいかげんしなさい!!」と怒鳴る母親の姿が見られたのも、この時代です。
一方、平成生まれの子供を考えてみましょう。
任天堂スイッチがあり、プレステは3D、ゲームはありとあらゆるジャンルがそろい、おもちゃも値段が下がり、種類も豊富にあります。
小さいおもちゃにもセンサーがついていて、音がなり、子供を楽しませてくれます。
過剰なほど、おもちゃもゲームもあふれている状態です。
もちろん、おもちゃ屋で、床に転げまわる子供などいません・・・
このような状態で育った人は、大人になった場合、自ら積極的に発言したり、行動しない。と言われています。
出世欲がなく、草食系の男子は、大人が過剰にものを与える事で、生まれている
といっても過言ではありません。
・平成には全てがそろっている ・自分で考えて遊ばない ・草食系、出世欲のない男性の増加 |
平成生まれをマネジメントするには?
昭和に生まれて育った人は、いま管理職になっていると思います。しかし、これから求められるのは、平成生まれをマネジメントする能力です。
周りがなんでもやってくれる。過剰にものがあふれている。自分がやらなくても、誰かがやってくれる。出世意欲がすくない。草食系男子。こんな人々をうまくマネジメントする必要があるのです。
平成生まれは、情報もググレば出てくるので、図書館に行って、分からないところを人に聞く。なんて事はしません。
さみしくなったらSNSを開き、つながっている気分になれるので、飲みにもいかず、飲み会も参加しません。
良くいえば個人主義ですが、昭和世代から見ると、コミュニケーション能力が低いだけ。としか見えません。
「コミュニケーション能力」が低い、平成生まれを、昭和人間がマネジメントする。何も知らずに、古い感覚で指導しても、うまくい行かないのは目に見えています。
支配型リーダーシップをやめよう
昭和の時代は、「努力」「根性」「縦社会」がうまく時代に合っていました。
先輩は絶対ですが、飲みにつれていってくれ、部下の愚痴をきいてくれる。最後はおごってくれる。などいわゆる「飲みにケーション」があったのです。
日本の教育は、軍隊の影響を強く受けているので、上司、年齢が上の人に敬意を払うシステムになっていました。
体罰が許されたのは、昭和までです。
昭和の人々は、多少の理不尽でも飲み込む力がありました。(理不尽を受け入れているから、ストレスがたまり、飲み屋にばかり行っていたのですが)
平成の教育には「体罰」などありません。理不尽なことをしたら、SNSで晒されて、教師は厳重な注意をされてしまいます。体罰を続けていたら、社会問題になってしまいます・・・
しかり、怒鳴り、威嚇して、人を無理やりしたがわせる・・・というやり方では、離職率だけが上がってしまいます・・・
平成生まれの部下を動かすには、チームを引っ張るようなリーダーシップだけでなく、下から支える「やさしさ」が必要になっています。
サーバントリーダーシップが、なぜ求められているのか?
サーバーントリーダーシップが提唱されたのは、1970年です。しかし、当時の社会は、支配型のマネジメント、根性論が当たり前でした。男らしく、女らしくが求められた時代であり、今のように、多様な価値観を認める社会とはほど遠い時代ともいえます。
今の時代は、体罰による指導をされてこなかった若者がほとんどです。理不尽な事には、「イヤです」と当たり前に、否定してきます。
人を動かすのに、「脅し」は通用しないのです。もし、おどしたりすれば、「パワハラ」と呼ばれてしまいます。
だからこそ、今の時代に、サポート型のリーダーシップである、サーバントリーダーシップが求められているのです。
サーバントリーダーシップのまとめ
昭和から平成になり、平成から令和の時代になりました。
IT化はスマホの進化により、日常生活まで浸透しました。情報は暗記するのではんく、使いこなす時代になりました。
時代が変われば、人の考え方も変わります。
商売は、変化に合わせて、最善の手を打ち続ける事が大切です。
もし、昭和型のマネジメントを今後もし続けていくのであれば、いずれ、退職率の増加により、毎年の採用コストがますます大きくなってしまうかもしれません。
これからのよい会社とは、社員が働きやすく、笑顔で働く社員がたくさんいる会社です。良い会社を作るには、日々の勉強や、最新の理論を取り入れる事がとても大事です。
伊藤麻依子
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