グループ面談と個人面談の違いとは
グループ面談と個別面談の違いとは?
面談を定期的におこなっている会社は多いかと思います。面談は、個人の状態を知り、お互いの信頼関係を築くのにとても有効な方法だと思います。
面談には、複数人のグループ面談と、個別でおこなう、個別面談があります。
今回は、グループ面談と個別面談のメリットやデメリットについてみていきましょう。
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グループ面談とは?
グループ面談とは、複数人のグループで行う面談の事です。目標、仕事の進捗、悩んでいる事、日ごろ思っている事などを部下から聞き出していきます。
グループ面談のメリットの1つは、マネジメントする側が「楽」という事です。
1人1人に対応して、個別で面談しようとすると、かなり時間がかかります。グループ面談にすれば3倍以上の時間を減らす事ができます。
2つ目のメリットは、「お互いの意見が聞ける」ことで、同僚との絆や理解が深まることです。
同僚がふだん、何を考えているのか?
グループ面談を通して知る事ができます。
では、反対にグループ面談のデメリットはなんでしょうか?
まず考えられるグループ面談のデメリットは、「スタッフや社員の本音がナカナカ出ない」という事です・・・
同僚と言えども、会社ではライバルです。
あまり本音を聞かれたくない・・・と言うのが本音ではないでしょうか?
個別面談とは何か?
個別面談は、1:1で面談をする事です。最近では、ZOOMなどを使って、オンラインで行うこともあります。
集団でする面談とちがい
他の人に自分の考えや、考えている事を知られる危険性ががありません。
他の人がいないので、本音がでやすい。という特徴があります
「本音が出やすい」
という部分がとても大事になります。
毎回でも
「他の人には絶対に言いませんから、安心してくださいね^^」
と約束をしておくと、相手から話を聞きやすくなります。
同僚であっても、本音をほかの人に聞かれたくない人もいるので、時間があれば、グループ面談よりも個別の面談をおすすめします。
面談の場所はどうしたらいいの?
場所はなるべく、プライベートが確保されている場所で行いましょう。
静かすぎる場所も、逆に落ち着かなかったりします。
カフェも良いのですが、職場の近くのカフェなどは、同僚がいて、話が聞かれる可能性があります。
なるべく秘密が守られる場所を選ぶようにしましょう。
面談をする場所では、リラックスできるような音楽を流しておくと良いです^^
無音の状態で会話をすると、人は緊張をします。 カフェなどでBGMがあるのは、リラックスするためと言われています。
リラックスできる環境を作ると、部下の本音が聞きやすくなります。
どちらが良いのか?
グループ面談と個別面談を比べると、圧倒的に「個別面談」の方がメリットがあります。時間があれば、グループ面談よりも、個別面談に時間をかけてください。
集団面接は、周りに人がいて、どうしても部下の本音が引き出せません。
せっかく時間をかけたのに・・・
という結果になる事が多いので、おすすめができません。
個別面談は、時間こそかかりますが、効果は大きい事の方が多いです。
いそがば、回れ。ですね^^
人間関係が大事 な理由とは?
面談の目的は、スタッフの自主性を高め、一人ひとりの目標達成能力を高め、組織力を高める事です。 そのために大事なのが、部下と上司の「人間関係」「信頼関係」です。
本音が出るか?は、聞く側である上司の役割がとても大事になってきます。
では、部下の本音を引き出し、悩みを解決してあげるには、どうしたらいいでしょうか?
答えは、「人間関係」と「信頼関係」にあります。人間関係ができていると、部下は本音を話してくれます。
本音を語るには、信頼関係が必要になります。
組織といえども、他人の集まりです。この他人の集まりをチームにするためには、「関係性の質」を高める事が大事になります。
信頼とは何か?
ティーチングとコーチングの違いをご存知でしょうか?
面談をするときは、アドバイスをしたくなっても、「グッと我慢して」部下の話に耳を傾けましょう。 この「耳を傾ける」と言うのが、できそうで、できません^^;
面談でアドバイスばかりしてしまうと、
「あの人は聞いてくれない・・・」「どうせ言っても改善してくれないし・・・」「言うだけ無駄だ・・・」
となってしまいます。
実は、面談で大事なのは、相手の答えを引き出す事なのです。 この「引き出す」手法のひとつがコーチングです。
コーチングの極意とは?
コーチングとは、テクニックだけでなく、聞く姿勢も含まれます。 「あの人、いつも話を聞いてない・・・」 「仕事はできるんだけどね・・・」と言う人、周りにいませんか?
叩き上げのワンマン経営者、管理職、営業マンなどに多いのですが、自分の能力に自信があり、実績があるの、しかし、人がついて来ない・・・
やっている事、言っている事はあっているのですが、気がつくと誰もついてこれない^^;
急成長する会社に多い悩みでもあります。
彼らは、凄い実績がありますが、自分と同じように、努力すれば他人もできると思っています^^; 確かに、できる人もいるかもしれませんが、多くの人はついていけません。
できない人をいかに育て、成長させるか?が会社の未来を決めます。 仕事は1人ではできません。 1人の10歩より、100人の1歩が、会社を安定した成長へと導きます。
そのためには、信頼関係を作る事です。 まず「聴く」姿勢をつけましょう。「聴く」とは心で相手の言葉を「きく」事です。耳ではなく「こころ」で聴くのです。
心を傾け、相手を理解するように聴く。 相手にアドバイスするために聴くのではないのです。
騙されたと思って、この「聴く」を続けてみてください。 これだけで、部下が動いてくれるようになります。 多くの言葉はいりません。
自分の耳で相手を説得する。 これがコーチングです^^
コーチングはテクニックではないのです、テクニックは相手に見透かされます。
そもそも、部下が「テクニックで動かされている」と知ったらどうでしょうか? さらに信用されなくなります(笑
人間関係とは、相手を思いやる事をスタートにしたら、うまく行きます。 そこには、心の態度が重要になります。
まとめ
個別面談と、団体面談はいかがでしたでしょうか?
マネジメントは,人間関係がとても大事なので、一朝一夕には行かないかもしれません。 しかし、「自分は始めようと」「変わろうと」と思わない限り、同じ事を繰り返してしまいます。
離職率を下げたいなら、生産性をあげたいなら まず、一緒に働いている相手の事を知る事から始めてみてはいかがでしょうか?
伊藤麻依子
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人間関係の「質」を改善するには、時間がかかります。
しかし、時間がかかる事だからこそ、取り組む意味が大きいと思います!!ぜひ、マネジメントにコーチングを取り入れて、部下との信頼関係を良くしてください^^