傾聴について知ろう
マネジメントに「傾聴」が大事な理由とは?
傾聴とはカウンセリングやコーチングで使用されるコミュニケーション手法の一つです。
最近は本のトレンドでも「聴く」が注目されてきましたね。
日常でも私たちは話す、聞くを自然としていますが、ここでの「聴く」は少し異なります。日常使いの聞くは無意識だとすると、意識的に聴くのが「傾聴」です。
しかし、傾聴は難しい・・・ なかなか上手くできない・・・なんて声をよく聞きます。
分かっていても、上手にできない・・・のが「傾聴」のようです。 つい、ティーチングになってしまい、イライラしてしまう人も多いのだとか^^;
傾聴では、相手の話を深く聴きます。
相手の話し方や表情、姿勢、しぐさなど、言葉以外の部分に注意を払う事が大事になります。 相手を表面的に理解しようとすると、失敗をしてしまいます。
目次とは |
傾聴の目的とは?
傾聴が正しく行われると、話し手は自身の理解を深めることができます。
さらに、自発的に行動を取れるようになるといわれています。
それは、なぜでしょうか?
傾聴では、質問する側が「答えを導き出すように質問をします」。
答えは相手の中にある
が基本的な考え方です^^
相手から、「答えを引きだす」という事を前提としてください
質問する側は、あくまでサポート役としてふるまいます。
部下の言葉の調子や表情などを読み取り、質問を変えながら、何に悩んでいるのか?
どんな目標があるのか?
などを具体化していきます。
言葉の背後にある「おもい」に焦点を当てる事で、相手から「気づき」を引き出してあげましょう!!
「関係性」の質がとても大事
傾聴がうまくいくと、お互いの信頼関係がより深まるといわれています。
「信頼関係」は目に見えず、数値にする事は難しいのですが、人間関係の基礎となっています。
好きな人の話は「すっと」聞けるけれど
嫌いな人の話だと「全く入ってこない・・・」というアレです^^
子供の時に、愛情をたくさん受けて育った人は、「周りの人を信頼する力」があるといわれています。
逆に、あまり良い家庭環境になかった場合、「人を信頼する力」が弱くなってしまいます・・・
一匹狼で、たたき上げで成長してきた人は、マネジメントをする立場になると、スランプになるといわれています^^;
プレイヤーには向いているけれど、マネージャーは向いていない・・・
どうしても係長どまりで終わってしまう・・・
という人は、人との信頼関係を作る力が弱いのかもしれません。
そんな人を注意深く観察してみると、「傾聴ができていない・・・」という事が多かったりします。
もし、これを読んでいて、「ギク!!」っとした人は
これを機に、傾聴にチャレンジしてみてください^^
傾聴が大事な理由とは?
コーチングでは、「聴く態度」が重要になります。
部下の話を引き出したい場合、まず、自分の態度はどうか?を考える必要があります。
日常生活でも、「あっ・・・この人、聞いてないな・・・」と感じる事がありませんか?
あからさまに寝ていたら分かりますが(笑
相手の話を聞かない人ほど、傾聴が出来ていません。
そして、相手の話を聞かない人ほど、周りに嫌われていたりします。
仕事ができるのに、マネジメントが上手くいかない・・・
という人は
聴く態度や、聞く準備ができていないと言えます。
相手を信頼すれば、相手も心を開いてくれます。
これは、上の写真をみてください。
人は、信頼する人の話は、素直に聞けます。そして、約束を守ります。
不思議ですね。
傾聴のやり方とは?
では、傾聴はどのようにしたらいいでしょうか?具体的な方法についてみていきましょう。
カウンセリングの大家であるカール・ロジャーズは、話を聴く側には3つの要素が必要であると説いています
3つとはこれです
1.耳と心を傾ける
|
すこし、分かりやすくしていますが、この3つをまずは覚えておきましょう。
とくに大事なのが、「空気」です。
この人は否定をしないぞ
人が本音を語る時とは、どんな時でしょうか?
「この人なら、大丈夫」 「この人なら、分かってくれそうだ」 「この人は、否定をしないぞ」 |
そう感じた時ではないでしょうか?
「ここは、安全だ!!」 「たぶん、何を話しても大丈夫だ!!」 |
と感じる事ができれば、相手は心を開いて話をする事ができるはずです。
離しやすい環境を作ってあげると、部下の方から自然としゃべってくれるようになります。
「傾聴」では、この空気を作る事がともて大事になります^^
傾聴をする場合、この空気を作る事をまず大事にしてみてください!!
傾聴のまとめ
傾聴についてはいかがでしたか?カンタンな説明でしたが、メリットなどが大まかに分かっていただけたと思います。
マネジメントは、人間関係の質によって大きく結果が変わってきます。
職場の雰囲気を良くしたいけれど・・・どうしたら・・・・という場合は、「傾聴」を取り入れてみるだけでかなり変化があったりします。
職場もチームも、一気に変わる事は難しいですが、少しずつであれば必ず良くする事ができます。
少しでも、今回の記事がお役に立てたら嬉しいです。
伊藤麻依子
傾聴をもっと学びたい方は、ぜひご相談くださいませ^^
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「傾聴」はコーチングを学ぶ時や、マネジメントをする時にとても役に立ちます。
職場の雰囲気をいまよりも、もっと良くしたい!!という方は、ぜひ「人間関係の質」を良くするには?
について、考えてみてください。