コーチングとティーチングの違いとは?
コーチングとティーチングの違いとは?
会社のマネジメントで一番難しい事は何か?それは、社員の「やる気を引き出す事」ではないでしょうか?このやる気を引き出すには、コーチングとティーチングの違いを知っておく事がとても重要です。
今回は、マネジメントの用語で出てくる、コーチングとティーチングについて、ご紹介いたします。
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ティーチングとは?
ティーチングとは、「教える事」「指導をすること」です。
ティーチングは、学校の先生をイメージすると分かりやすいと思います。
先生と生徒の関係は
先生が「答え」を教えます。
授業やレッスンのようなものが「ティーチング」です。
ティーチングはどうしても、生徒が話をきく、説明をきく、受け身になります。
この教えるというスタイルは
知識や実績に圧倒的な差があるときは良いのですが、アイデアを出すなどの場では、あまり役に立ちません^^;
日本は、幼少期から「ディベート」をする文化がなく、「空気を読む」という文化のため、先生と生徒に分かれてしまいがちです。
先生から教わるという、受け身の人は、ティーチングで良いのですが
今の時代のように、「アイデアを形にする」という時代では
ティーチングよりも、相手の意見を引き出す力が求められる傾向にあります
コーチングとは何か?
コーチングとは、引き出す、導くイメージです。
カウンセリングをイメージしていただけると、分かるかと思います^^
コーチングでは、「質問」と関係性の「質」がとても大事になってきます。
質問だけでは??と思う方も多いかもしれません。
質問しても、相手から、部下から答えが出てこない・・・という事はありませんか?
なぜ、答えが出ない状態が起こるのでしょうか?
それは、関係性が出来ていないからと言えます。
仲が良い人には気軽に話せる事でも、上司にはちょっと話ずらいな・・・
という事はありませんか?
これが、「関係性」です。
関係性の「質」が大事?
コミュニケーションは、関係性ができているのか?関係性が弱いのか?によって大きく変わってきます。
お互いの人間関係が出来ている場合、人は「悩み事」を相談したいなと思います。いわば心がオープンな状態です。
マネジメントでも大事なのは、部下と上司の関係を超えて
「お互いの心をオープンにすること」です。
つまり、関係性ができていない人には、悩みをうちあけない+本音を語らない。本音が言えないから「モヤモヤする」というのが、私達、日本人ではないでしょうか?
「話さなくても分かる」という昭和の夫婦の考えは、いまの女性には通用しません(笑
お互いにオープンに話ができる関係になる事がともて大切です。
そこで重要になるのが「コーチング」の技術なのです。
相手を説得しなくてもよい
コーチングの考えでとても大事なのが、「きく」事です。マネジメントとは、部下を動かす事。ではあるのですが
本人が自発的に動いているのと、イヤイヤ従っているのでは、どちらが業績が上がるのか?
と考えてみてください。
たぶん、答えは、「自発的に動いている」
になるのでは?と思います。
この自発的に相手を動かすにはどうしたらいいでしょうか?
答えの一つが、「相手の話を、よく聞くこと」です。
経営の神様「松下幸之助」さんは、生前、よく部下の話をきいていたようです。
ワンマン経営で、あれだけ大きな会社を作った人です。部下の話を1分も聞いていれば、直感的に答えが出てしまいます。
しかしながら、答えを言わず、相手に話させていました。
話をしている部下も、「ちゃんと聞いてくれている」「興味を持ってくれている」とワクワクしたようです。
(そうでもない方もいますが)
ティーチングとコーチングは違う
あなたがもし、新入社員で、尊敬できる上司に、自分の話を熱心に聞いてもらえたとしたら?
いかがでしょうか。
きっと、すごく嬉しいと思います。それだけで、なんだかやる気になりそうです。
反対に、尊敬できない上司に、あれこれと「教えてもらったら」どうでしょうか?
きっと、口がヘの字になっているはずです。
人は、関係性ができている人に、熱心に聞いてもらった場合、相手に好意をいだきます。会話が大事になのではなく、相手の話を聞く事が何よりも大事なのです。
コミュニケーションの本質は、話す事ではなく、相手の話を心で聞く事なのです。
マネジメントの本質もここにあります。
実は、「話して説得する」ことではなく、「きく」事で相手を動かす事ができるのです。だからこそ、ティーチングとコーチングの違いを知っておく必要があります。
・心を開いて、お互いに聞く ・関係性の質によって、人は動いている ・「きく」事で人は動く |
まとめ
コロナが収束して、リモートワークがすこしずつ浸透しはじめた現在。マネジメントも少しずつですが、変化しているように感じます。
昭和の世代は、成長、競争、努力。という言葉がぴったりの世代でした。
しかし、現代の若者は、「共感、バランス、ゆるさ」ではないでしょうか?ハードワークは、だんだん時代に合わなくなっています。
がむしゃらな成長、競争で育ってきた管理職と、ゆとりとバランスを大事に育った世代では、マインドセットがかなり違います。
違う世代が一緒に働く会社という組織では、やはり大人である管理職側が、若者に合わせていく必要がどうしてもあります。時代に合わせて変わる事が、組織も、管理職も必要かもしれません。
伊藤麻依子
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