正論で人は動かないのは、なぜか?
なぜ、正論ではダメなのか?
正しいことを相手に言っているはずなのに、相手や部下は全く動いてくれない。
きちんと伝えても、チェックしてないとズルズルだめになる。 自分から動かず、発言せず、心は静かな退職をしている…
なぜ、このような事が起きてしまうのでしょうか?
今回は、正論のはずだけど、一向に相手は動いてくれない謎に迫っていきます。
|
コンテンツ/見出し |
【合わせて参照】
1.なぜ、正論なのに動いてくれないのか?
はげまし・支援をしてくれる人
普通の事を言っているはずなのに、言われたとおりに動いてくれない。
難しい事は言ってないはずなのに。
人間は、論理で考えていますが、最後は「感情」で決断している。と言われています。
じつは
感情が大事で、どんなに論理的に正解でも、動いてくれないようです^^;
最後に「よし、やろう!」と背中を押すのは、いつだって心の奥にある温度を持った感情です。
人間は集団で生きてきた歴史があり、集団の結束力は「理屈」ではなく「共感」や「信頼」によって保たれてきました。
たとえ論理的に正論でも、それが仲間の感情を逆なでし、集団の調和を壊すものであれば、その人は「群れを脅かす存在」として敬遠されたのです。
現代でも、「正論を言えば言うほど人が離れていく」現象が起きるのは、私たちの本能が「正しさ」よりも「安心できる仲間かどうか」を優先して判別しているからと言われています。
|
・メンターは支援をしてくれる人 ・助言などもしてくれる ・思考を整理し、自信をくれる存在 |
2.納得しても動けない事も
相手の感情に火をつけられるか?
論理は「理解」を生みますが、「納得」を生むのは感情です。
狩りの作戦を立てる際、どれだけ緻密な計画(論理)があっても、リーダーに命を預けられるという信頼(感情)がなければ、仲間は命をかけて動くことはできませんでした。
論理的な人は「計算機」としては優秀ですが、人を突き動かす「エンジン」になるには、相手の感情に火を灯す技術が必要だったのです。
ふと思うのですが、会社が利益を追求する場になりすぎているように感じます。
株価を上げるため、前期よりも成長するため。
と、大事な仲間や、できない人を犠牲にして、成長だけを目指す。
そこには、人間的な温かさ、弱い人に対する同情がありません。
同じ気持ちになって、考える事が愛情をうみ、相手をいたわる気持ちを生みだすのではないでしょうか?
効率化や生産性の向上の先にあるのは、冷たく冷えた量産品を作るだけの会社です。
日本人には、相手をいたわる心。
他人を大事にする文化があると思います。
もっと目に見えない「雰囲気」「社内のあいさつ」「無駄な会話」
などを、大事にした方が、良い会社がつくれるのでは?
と思います。
江戸で多様な文化が発展したのは、国内での戦争がやっと終わり、平和な時代になり、庶民に無駄な時間があったから。
と言われています。
新しいものは、ムダから生まれています。
これからの時代は、AIとロボットの時代です。生産性はロボを使えば上がっていきます。
そこで大事になるのは、「アイデア」だと言われています。
生産性を上げるのではなく、いかに「心の暖かくなる会社」をつくり、アイデアが出る会社にするのか?
が大事になるのではないでしょうか?
|
・ひとは、感情でうごく ・アイデアは無駄から生まれる ・生産性だけでは、勝てない時代に |
3.信頼関係をつくろう

信頼が大事
人間関係は、信頼や信用が基本になっています。
値段が安いから。という理由だけで、取引先を選ぶ人・会社は、少ないと思います。
|
・値段はいくらなのか? ・実績はあるのか? ・この会社で、本当に大丈夫なのか? |
頭の中では、色々な考えが浮かんでは消えているかと思います。
社内ではどうでしょうか?
毎日会う、同僚、上司、部下。色々な年代の人が働いています。
好きな人もいれば、嫌いな人、何とも思わない人など、色々な人がいます。
あなたは、だれなら、
|
「本音を言えるでしょうか?」 「本当の事を言える、相手はいますか?」 「悩みを相談できる人はいますか?」 |
ひとは、共感できる考えを持つ人、行動が出来る人、誠実さ、人格の高さに好意や信頼を感じると言われています。
本音で相談できる人が多い会社であれば、40代になっても「辞めたい...」とは思わないはずです。
逆に
「この会社を、皆でなんとかしよう」
「もっと良い会社にしよう」
と思うはずです。
ひとは、合う回数が多いほど「信頼関係」が築かれていくわけではありません。
お互いに、本音が言える環境を作ってあげる事が、自発的に人が育つ「環境」なのでは、と思います。
マネジメントは、どうしても、人をコントロールする。
という方向に進みすぎているように感じます。
コントロールされたいと思う人は、少ないはずです。自ら決めて行動がしたい。と思っている人の方が、大多数です。
マネジメントの仕事を、人が育つ環境づくりだ。と捉えれば、やるべき事は変わってくると思います。
・元気に明るく挨拶をする
・机を綺麗にする
・「ありがとう」と言う
当たり前の事から、人間関係が構築されていくのでは?ないでしょうか?
会社を「自分の居場所だ」「一生働きたい」と思ってもらえれば、自然と業績はアップします。
命令しなくても、動いてくれる人が増えてきます。
おたがいの、信頼関係をつくる事は、目に見えませんが、業績を左右する大事な指標であると思います。
|
・まずは、あいさつから ・「ありがとう」を言おう ・居場所をつくろう |
4.社内の会話を増やそう

あいさつと会話を増やそう
職場のコミュニケーション力が上がれば、必然と「会話」が増えます。
逆に
転職者が多く、業績の悪い会社ほど、あいさつや会話が少ないと言われています。
【悪い例】
|
部下:「おはようございます」 上司:「おはよう!」 部下:「........」 上司:「.......」 部下:「........(無)」 上司:「.......(気まずい)」 |
朝の出勤ででよくある会話です。
挨拶しているだけ良いとも言えますが^^;
ひどい会社になると、「あいさつ」ができません。
そして、あいさつをしなくなった人から、転職を考えだすと言われています。
【よい例】
|
部下:「おはようございます」 上司:「おはよう!今日は寒いよね」 部下:「寒いですね。あ。そのマフラー、素敵ですね」 上司:「これね、実は....」 上司:「自分で買ったんだよ。メルカリ。いや、ヤフオクで」 部下:「お金ないんですか?」 上司:「見れば分かるでしょ?」 etc |
無駄な会話ができればできるほど、信頼関係があると分かります。
さらに
ボケても、ちゃんと突っ込んでくれるなら、さらに信頼関係があると言えます。
サービス精神のある上司は、「笑い」を一つ入れてくれます。
こんな会社なら、ミスをしても相手を責めるのではなく
ミスが起きないようにするには?と皆が考えるようになります。
そして、それが社内の文化になります。
明るさと笑いのある文化が、離職率をさげ、イノベーションを起こす原動力になるのでは?
ないでしょうか?
そう考えると、信頼関係は、会社の魂である。とも言えます。
|
・評価を気にせず、悩みを話せる ・社外の人だから、話やすい事もある ・社外の視点も得られる |
5.まとめ
笑顔が増える、環境をつくろう
正論で人は動かないのは、なぜか?は、どうでしたか??
GDPはアメリカが作った指標だと言われています。日本は長らく、GDPを唯一の指標のように、狂ったように働き生産性を上げてきました。
その結果、社会のインフラは完備されて、食料の値段も昔に比べて下がり、ネット、スマホ、動画と、自宅での無料で楽しめるエンタメが増えました。
その反面、自殺者や引きこもりの数は増えつづけ、うつ病など精神病の患者数も増えています。
物質的には、とても豊かなはずなのに、心は満足していない。
そう感じる人が増えているのが、現代だと思います。
その原因は、競争によって、豊かになろうとしすぎた結果であるのかも、しれません。
日本の生産性は低いと言われていますが、ある大学教授は、「世界の生産性が上がりすぎている」。今が異常値であり、本来はもっと低い生産性の方が、人間は幸せである。と言っています。
・たくさん働いても豊かになれない
・たくさん仕事をしても、手取りがすくない
・どうせ同じなら、やめておこう
つまり
「会社は自分の居場所ではない」と感じている人が多いのでは?ないでしょうか?
そんな時代だからこそ
職場のコミュニケーションを増やす事、信頼関係を再構築する事から、会社を変えていく事は可能だと思います。
「company(カンパニー)」の語源は、ラテン語から来ていて
「一緒にパンを食べる人たち」
という意味のようです。
一緒に食事をする人=信頼できる仲間
つまり
会社=信頼できる仲間
という意味のようです。
一度、業績の事は忘れて。信頼できる関係をつくるところから、見直してみては?いかがでしょうか?
会社が、働く人の居場所になる事を、願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

伊藤麻依子
お問い合わせ、質問は今すぐ、下記ボタンよりお願いいたします
この記事を読んだ人におすすめ
この記事を読んだ人は、以下のような記事にも興味を持っています。
正論で人は動かないのはなぜか?
正しいことを言っているのに
部下が動いてくれないのは...
社外メンターとは
企業の成長を支える、「選択肢」
離職を防ぎ、リーダーを育成しよう
頭と心の仕組みとは02
苦労は買ってでもしろ。というけれど
本当にそうなのでしょうか?
職場でも家庭でも使える万能の薬
幸せな人生を送るにはどうしたらいいか?
聴く力は、家でも会社でも役に立ちます
1on1(ワンオンワン)とは
ヤフーやグーグルのマネジメントで
取り入れられているワンオンワンその効果とは
働きすぎの原因とは
仕事を休むことができない・・・
依存症の原因と解決策について
コーチングとティーチングの違いとは
生産性が一気にあがる、マネジメントのコツ
部下をやる気にさせる方法とは?
1on1のコツとは?
ワンオンワンのコツとは?
本当に部下を育てる、面談とは何か
マネジメントとリーダーシップの違いとは
チームで成果を出すには、リーダーシップと
マネジメント力が必要になりますが...
サーバントリーダーシップとは
支配型から、支えるリーダシップへ
サーバントリーダーシップというアイデア
コーチングを取り入れてみませんか?
コーチングを取りれてみませんか?
人は自ら出した答えには、上司からの「強制」がありません。強制がなければ、モチベーションはおのずと高まります。男性は、自分で出した答えでないと、やる気を起こさない傾向にあります。たぶん思い当たるフシがあるかと思います。
「質問力」、「聴く力」を育てることで、ビジネススキル、マネジメントスキルは大きく向上します。
当社では、「聴く」を伸ばすことで、組織をより活性化するお手伝いをしております。
具体的な手法については、ぜひサービスなどを見ていただけましたら幸いです。
お問い合わせは今すぐ、下記ボタンよりお早めにお願いいたします。
















これからの時代は「楽しむ」「自然体」「リラックス」がとても大事なキーワードになります。
当社では、マネジメントスキルを改善することで、「楽しい会社」が増える事を応援しています。メンター制度も導入も、ぜひお任せくださいませ。