日本人の5人に1人が「HSP」
HSPとは?
2020年あたりから、聞くようになった「HSP」という言葉。知ってる方は、この瞬間に うん、うん!! と首を大きく振るのではないでしょうか?
私もかつてはHSP傾向があったため、類は友を呼ぶのか?周りにも多いな、と感じています。
ちなみに、HSPとは心理学用語。病気ではありません。
今回は、そんなHSPについてご紹介いたします。
コンテンツ/見出し |
この本を知っていますか?
本屋の店頭で見かける、こちらの本。 日本人の5人に1人はHSPと言われていますが
流行っていることを考えると 意外と多いのかもしれないです。
職場で、少し目が合っただけで
あの人はどう思っているんだろう? 何か悪い事をしたかな? |
と、気になってしまう人は、かなり多いようです。
仕事が出来る人でも、かなり多くの人が悩んでいるのでは?と思います
これは、
幼少期に、親との間に「安心基地」がきちんとできなかったために、起こる、精神的な病気です。
しかしながら
日本は精神的な病気は全て
「自分が悪い」
「捉え方が悪い」
「親のせいにするな!!」と言って、本人のせいにしてしまいます・・・
そのため、HSPで悩み続けてしまう人が多い国ともいわれています。
先進国の中で、幸福感を感じる人がダントツに少ない理由も、このHSPである事が原因と言われています・・・
日本は、子供を褒めず、おこってばかりいる特殊な国なのです^^;
HSP(ハイセンシティブパーソン)とは?
人にどう思われているのか?気にしすぎてしまったり
誰かが怒っていると、自分が怒られている・・・と感じてしまう
会議でシーンとしていると、ついしゃべらなきゃ!
と思ってしまう。
笑顔にでニコニコ場を和ませなきゃ・・・
と、つい思ってしまう・・・
HSPの人は、空気を感じとる力が強いため、周りが求めていることに対して
ついつい、努力してしまいます。
さらに、周りの出来事を、自分のせいだ・・・と感じてしまいやすく
頑張り屋さんで、いい人が多いのが特徴です。
その分、疲れてしまう傾向にあります(泣
そんな、繊細な人?を
HSP(ハイセンシティブパーソン) |
と言います。
HSPの原因は?
幼少期の親とのかかわり方
日本の教育は、「褒めない」を当たり前としています。昭和の世代は特にそうです。褒めると「つけあがる」。言うことをきかなくなる・・・という教育方針だったようです。
さらに悪いのが「失敗」に対する考え方です。
日本では、子供が失敗をすると「なんで言うこと聞かないの(怒!!といって」子供を責める・・・という悪い文化があります・・・
子供が失敗するのは当たり前です。失敗から多くを学ぶはずなのに、失敗を悪い事のように教え込みます。
このように育てられると
何かをはじめる時に「どうせ失敗するかもしれない・・・」「やめておこう・・・」という考え方になってしまいます。
おじいちゃん、おばあちゃんがいる人は、聞いてみてください。
おじいちゃんは褒められて育てられたか? と。
たぶん
褒められた覚えなどない |
と答える人が大半だと思います。日本人がHSPの傾向にあるのは、この教育環境が大きく関わっているのです。
昭和の教育は、「詰込み」 「競争 「ほめない」という、かなり精神論に偏った教育でした。50代の管理職の人に聞いてみてください。「子供の時に親にほめられましたか?」と
たぶん
「そんなわけないだろ!!」と言われると思います^^
日本人が自己肯定感が低いのは、この幼少期の「教育」に原因があるといわれています。
そりゃそうです。
子供は、まだ判断力がなく、認識力がありません。
特に因果関係を考える力が弱いので
親に褒められない ➡ 自分が悪い ➡ 自分は価値がない になってしまいます。
日本では、子供が失敗をすると
「なんでそんな事したの!!」 「なんで、言うこと聞かないの!!」 |
といって、責められてしまいます。失敗をしたうえに、親にまで責められてしまう・・・
アメリカでは考えられない文化のようです。
日本のGDPが成長しないのは、この自己肯定感を下げる文化が影響していると、多くの学者が提唱しています。
日本では、精神的に「追いつめられながら大人になる人」が大半です。
子供は
わたしが悪いんだ・・・ わたしが、ダメなんだ・・・ 失敗しないようにしよう・・・ |
と思い込んでしまいます。これが、トラウマのようになり、何かをチャレンジしようとするときに邪魔をします・・・
何かをやりたくて、チャレンジできないのは、幼少期のこの悪いプログラムが原因です。
わたしが悪いんだ・・・ わたしが、ダメなんだ・・・ 失敗しないようにしよう・・・
|
この消極的な考えが、思考の軸になっているからHSPになってしまうのです。
逆に、暖かい家庭で育った人は、HSPが少ないのです。
失敗しても
あなたなら出来るよ きっと大丈夫だよ どうしたら、うまく行くと思う? |
と、親に言われて育った人は、自己肯定感が高くなります。
さらに、コミュニケーション能力が高くなります。
周りの人は「自分を受け入れてくれる」。
と思う事が出来るから。
人間の性格は、幼少期の親とのかかわり方で大きく変わります。
HSPの人は、あきらめないでください。自分の親を思い出してください。
たぶん
どうしたら、うまく行くと思う? |
なんて聞いてもらった事がないはずです・・・
「きく力」でも言いましたが、「相手のはなしを聴く」事は、子供の心を豊かにし、明るくて前向きな人生を送るうえでも、とても重要なスキルです。
HSPの人は、この幼少期のトラウマを治療することが、実は一番早く、モチベーションを高め、行動できるような人間になる、最短のルートです。
HSPの良さとは?
人よりも感じる力が強いと、どんな良いことがあるでしょうか?
・人当たりが良い、話しやすい
|
たーくさん良いことがあるのがわかりますね。
なので、本人は悩んでいるんですけど
メリットも多い、この習慣が長いため、やめずらい。
ということもあります。
ただ、1つだけ残念なのは・・・
「自己評価がとても低い」
|
自分軸ではなく、他人軸で長い間生きていると
自分の中には何もないような感じがして
ついつい、評価が低くなってしまうんです。
(けれど、頑張ってきた分能力が高い方がほとんどです。)
このように変われる
昨年の11月ごろに出会ったお客様がいます。
出会った頃は、残業続きで毎日ヘロヘロ・・・
値引き交渉に疲れ、お客様、社内にも頭を下げる日々・・・
リーダーは頼りにならず、なぜか自分に任されてしまう
人当たりが良い分、難しいお客さんは自分のところにくる
もう、転職しようか迷ってるんですけど、どうしたらよいか・・・
という悩みからでした。
けれど、業界トップの会社でお給料は悪くない。
ここまで頑張ってきたから、育休・産休も利用したい!!
もう、がんじがらめの状態でした。
「何の制約もなかったらどうしたい?」
|
現実の条件や、制約を外して考えていったところ
デザイナーへの興味があったことを思い出しました。
けれど、
「デザイナーになれるのなんて、ひとにぎり」
「私なんて・・・お金もかかるし・・・」
と、はじめは迷っていました。
「じゃぁ、試しにスクールの体験会とか探してみてはどう?タダだしイメージつかめるかも^^」
探し始めたら、ありました!
彼女にぴったりの、スクールが。
しかも開講が、なんと明後日!!
これはもう、行っちゃいなよ・・!!
って感じがしますよね。
彼女はチャンスの神様の前髪をつかみました!!
とらえ方が世界を作っている
そこからはもう
スルスルと波にのるように進んでいき
想像以上にのめりこみ、彼女にぴったりの内容で スクールでも一番になるほど頑張って
気づけば、両立するために会社の仕事も 断ったり、お願いすることができるようになりました。
ついには、副業禁止だった会社に 人事部長から応援され、特例で副業okまででちゃいました。
出会ってから4ヶ月後には、副業も手に入れ
嫌だった会社まで、居心地が良くなり応援され
副業も初受注、なんと妊娠まで発覚!
本に書いてあるような成功ストーリーです。
とらえ方が変われば、世界は変わる
捉え方が変われば、性格も変わっていく
彼女は今でもHSPでしょうか?
恐らく、傾向はまだあると思います。
けれど、自分の捉え方が変わり
行動を変えていくことで 、かなりストレスが減ったのがわかりますよね^^
自分次第で、性格は、いくらでも変えていくことができます。。
HSPの方は、頑張りやさんで、本来はできる人が多く
本来の自分を取り戻すことが、鍵になります
気になった方、ぜひセッションにもいらしてください^^
ご覧頂き、ありがとうございました。
伊藤麻依子
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HSPは日本人に多いといわれています。それは幼少期に褒められる。という経験が不足しているからと言われています。
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